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2010/06/02

あいつには相続させたくない、という場合

相続させたくない子どもがいる、こんな場合。
相続放棄は、死んだ後しか出来ません。

  「相続放棄するって言ってたやん」
  「そうだっけ?」

  
まあこんなことがしばしば起こったりするわけですね。

でもって、生前に出来るものには、
「遺留分の放棄」ってやつがあります。

これ、家庭裁判所の許可が必要。前もって手続きしておくのですね。


で、問題です。

子どもA・Bが相続人。Bは遺留分放棄の許可を受けている。
で、遺言書が出てきました。
「財産は、A・B二人に分ける」・・・こんな遺言書
 (実際には細かくね、土地はどっち、現金はどっちって)

財産どうなると思います?  遺言書の方になるんですよ。

遺留分の放棄っていうのは、侵害された財産(法定相続の半分)があっても放棄するっていう意味なんです。相続を放棄しているわけではありません。
つまり、「遺留分の放棄」と「遺言書」はペアでないと意味を持ちません。

長男に財産をすべて譲る。次男には家を買ってやったから、もう後はなし。
こう言う時に、次男に遺留分の放棄をして貰って、かつ、遺言書に書いておく。

こうしないと、財産を長男にだけ相続させることはできません。

もっとも何にもしなくても、遺産分割で、次男がハイハイ、とハンコ押せば済む話なんですけどね。。。。

  「相続放棄するって言ってたやん」
  「そうだっけ?」

  (冒頭に戻るわけです)


====

あとまあ、法的には「相続の欠格とか排除とか」ありますけど、これはこれで結構面倒です。
財産上の不正があったとか、事前に家庭裁判所に「こんな非行があったから排除」なんて許可貰っておくとか。

このあたりは、司法書士さんや弁護士さんの範疇になります。

====

自分の死んだ後の財産、これをどう考えるか。
「死んだ後の事なんて、わしゃ知らん」

子どものために使うのか、家筋・家系というもののために使うのか、はたまた、世の中に還元しよう寄付しちゃおう考えるのか。

一度考えてみるのもよろしいんじゃないでしょうか。

遺言書っていうのは、人生最後の最後のお金の使い方、であったりします。

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