高齢者の年金額分布の実態(1300万人調査)
年金額の分布状況、実態調査です。
ただし、出典がちょっと珍しいところから。
厚生労働省の「平成20年度の後期高齢者医療制度、被保険者実態調査」から、です。
すなわち75歳以上の方は全員、後期高齢者医療制度に入りますので、これらの方のデータです。総数1300万人、こんな大規模詳細なデータはなかなかありません。
(ちなみに、後期高齢者医療には75歳以下でも若年であっても痴呆症を発症したりして含まれる方もいらっしゃる、っていう点は一応注記しておきます)
まず最初に予備知識として、女性の方が圧倒的に多いのがこの年齢層の特徴ですね。
そして、グラフの棒を全部足して頂くと総数になります、1300万人です。
そうです、日本の人口の1割以上の方がこの後期高齢者。
その方々の年金分布状況です。
図中に書き込みました、まったくの当てずっぽうですが、
300万円前後のピークは男性。
40〜60万円前後のピークは女性です。
====
さて少ない年金でも楽しく生きる方法。これをお教えしましょう。
その前に問題です。
年収500万円 →翌年も500万円
年収1000万 →翌年900万円、
どちらが満足度が高いでしょう?
900万の人の方が500万の人より裕福な生活になりそうなのですが、満足度が高いのは500万の方です。
普通は、1割収入が減るとめちゃめちゃ侘びしくなりますよね。
つまりたとえ年金が少なくても、それに応じたきちんとしたライフプランを作れば、それだけ満足度が高くなります。年金生活に限らず、お給料であっても手取りが下がる時代ですからしっかりライフプランを考えるのと考えないのとでは、満足度に差が出てきます。
あえて書くと、「自分の」です。自分のライフプラン。他人の事なんてしったこっちゃない!
これ、結構、罠にはまっている人多いんですよ。
友人が家買ったとか、同期が車買ったとか、お隣が退職金で家建て替えたとか。
自分はこんな風に生活するんだ! という気持ち・覚悟があれば満足度はいくらでもあがります。
他人と比較するという罠にはまっている人は、いくらあっても満足度、ありません。
ほ〜ら、だんだんとライフプラン、作りたくなってきませんか?
| 固定リンク
「FP-年金・老後」カテゴリの記事
- ついに物価目標2%達成! 消費者物価2.5%アップ(2022.05.23)
- デイの送迎、「親がニコニコ笑顔で帰ってきた」理由(2022.04.27)
- 品質悪化のステルス値上げは、いただけない(2022.04.25)
- コロナ、現状維持ならマシな方? 年金も減額だしね~(2022.04.19)
- 「通夜→葬式→出棺」順番はどうにでもなる(親が亡くなった時)(2022.04.15)
コメント