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2009/11/17

企業年金の積立不足、即計上へ(一応、日航年金問題)

日本航空の年金積立不足、3300億円なんて報道されていますが、これ現在の基準では例えば10年分割毎年330億円計上、なんてなっています。でも、国際会計基準(IFRS)を採用する大企業では、2012年3月期から、つまり来年度の会計から全額適用になります。

つーことは、一気に数千億の赤字が出ると言うこと。
(日本航空 2009年度 売上高 約2兆円 従業員4.7万人 ともに連結)

【日経ネット(日経ビズプラス)2009/09/10】
● 年金会計、国際基準に対応 11年度から、積み立て不足即時計上

多くの大企業で積立不足があります。かなりの会社はいろいろ対策を取ってきているとは思いますが、やはり景気悪化の波に呑まれちゃっているところはなかなか分かっていても対処できていないのが現状だと思います。
これが一気に表面化。
こと日航問題を見てみると公的資金が投入されるから年金を減らしたいのじゃなく、

   積立不足が企業赤字の主要因! 赤字だから年金を減らそう!

こういう流れを日本航空の後に次々作りたい人たちがいるんじゃないか?
こういう流れになるような報道を意図しているんじゃないか、そんな気さえします。

====

4.5%くらいの利率を約束して退職金分割払いしている大企業はかなりあります。
その積立不足の責任が年金受給者にあるのか? 疑問のある部分は多々ありますがファイナンシャルプランナーとしてもっと重要なことを申しましょう。

貯金なら利子にしか税金がかかりませんが年金ならすべてに税金がかかります。年金で受け取れば雑所得です。公的年金等控除がありますがこのような企業で働いておられる方は公的年金だけでこの控除枠を使い切りますので、企業年金の方はまるまる所得税がかかります。さらに国民健康保険料は所得で決まりますからこれも上がることになります。貯金なら利子所得だけですが、これも年金丸々所得になって保険料が上がる。

所得税10%+住民税10%+健康保険料11%なら
   年間100万円の年金でも31万円が引かれる
ということになります。

という訳で4.5%程度の利回りなら運用年数とかにもよりますが、たぶん今の定期預金よりはましなものの、ほとんど得にはなりません。

いや、企業が苦しい思いをしてしっかり積立不足を補って支払っているんですが、税金と保険料で巻き上げられる、こんな構図になっています。
(ま、企業年金がない大多数のお年寄りから見ると、貰ってるんだからそれくらい税金払ってよ、ってことになるんだと思いますけど・・・)

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