年金額の分布状況、平均は182万円 (厚労省;年金実態調査 平成19年)
政府統計である厚労省の
「年金制度基礎調査(老齢年金受給者実態調査)平成19年」
からの抜粋です。
男性の年齢帯別の受給額分布で、共済年金や恩給も含まれています。
65歳未満 平均144万円
65-69歳 平均187万円
70-74歳 平均193万円
75-79歳 平均198万円
80-84歳 平均182万円
85-89歳 平均155万円
90歳以上 平均144万円
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総合平均 181.7万円
平均は182万円で、300万越える方も1割2割いらっしゃるようです。
(グラフは、クリックで拡大)
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私の仕事はライフプランの作成なのですが、年金生活者にはあるパターンがあります。
夫婦共働きでともに退職金をもらって、貯金が6000万ある人と、
家のローンを退職金で払って貯金があまりない人
どちらの生活水準が高いかというと、貯金には関係なく、「年金額」によっていたりします。これはつまり「年金の中」だけで生活しようという意識ですね。逆に毎年100万円取り崩す、という計画を提案したりすることもあります。月にすると8万円生活向上です。(もちろんリフォームとか旅行とか予備費とかのライフプランを作った上での提案です)
なんとなく、貯金には手をつけない!
こういう方が非常多いです。
お金には必ず目的があります。
日常生活を豊かにするもの。イベントを豊かにするもの、さらに、家族親戚や相続などに使うもの。病気や葬式などの万が一に備える資金も準備したいもの。
これをしっかりプランニングすると生活が充実しますし、プランニングしないまますぐには使わないからと半分を投資にまわして大損したなんていう人を一杯見てきました。すぐに使わないお金と、余裕資金は意味が全然違います。目的がしっかりしていれば、本当の余裕資金は意外と少ないのかも知れません。
でもその分、日々の生活が充実すると思いませんか?
「先生のおかげで、毎月1万円のサークル代はしっかり確保しています。どんどん上達してきて楽しいです」
平均寿命を考えると結構長い年金生活になりますから、死に金は使わず・生きたお金を使って、自分らしい充実のライフプランを是非とも作ってくださいませ。
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