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2009/06/23

株の儲けをクロス取引で節税する

みんなやっていると思っていたのですが、意外とやっていない人もいるようなので、株の節税方法をお教えします。割と単純な節税方法です。

まず予備知識。株式の譲渡で儲けが出ると、10%の税金がかかります。
確定申告や特定口座(源泉徴収有り)では、1年分の株取引の損益を通算して計算します。

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200万円で買った○○工業の株を300万円で売れば、儲け100万ですから10万円の税金(所得税7%、住民税3%)ですね。

この時、損の出ている株を、一旦売って買い戻します(クロス取引)。

300万で買った△△製薬が200万になって損が出ている。これの200万の売りと、その後買いを出します。株式をそのまま手にしているという点では取引前後でなんら変わりありません。でも100万円の損失が確定します。

100万円の利益と損失が通算されると0、だから税金はかからない。

(※特定口座は、一日単位で計算しますから、前日終わりで売って、翌日買い直すのがおすすめ。多少価額がずれちゃいますけどね。)

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株式なんて大抵は「2倍に上がるだろう」なんていう思惑で買うわけでして、この思惑通りになるのなら、上のようなことをすれば、手数料だけ損です。でも将来の儲けなんてわからないわけでして、それなら、節税できる時にしちゃおうという作戦。
税金は10%、株式手数料は証券会社で変わりますけど、1%〜5%くらいですよね。この手数料分は無駄だと考える人にはお勧めできませんが、私は、毎年12月になると、取引報告書を見ながら(というかコンピュータ画面で出ますけど)、年間の損益をいろいろ考えて税金がかからないようにしています。

この方法、昔は、企業の法人税対策で使われていました。現在でもほぼ同様なことは行われていますけど、まあバブル崩壊以降だいぶ経っていますので一時期ほどにはされていませんね。(簿価の方が値が高いという、み〜んな損失で、利益のある株が減っちゃったからね)

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ちなみに、「現物買いと信用売り」のクロス取引(つまり、儲けはなし)を行って、株式優待券の権利だけ得る、なんていう方法もあります。
株式優待券の価値と、取引手数料を勘案すれば、儲けも少ないかわりにリスクも少ない取引ができますよ。私は信用取引をしていないのでやったことないですが。

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自分の資産を考える時には、常に税金との関係が絡んできます。
不動産なら取得税に固定資産税、儲けには所得税、相続になれば相続税、人にあげちゃうと(親や子や奥さんでも)贈与税・・・・

変に資産運用するより、節税した方がはるかに効果が大きいこともありますよ。

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