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2008/01/28

老親の介護プランを考える

親が障害者になってほぼ10年。相変わらず、一人暮らしの親の住む実家を行ったり来たりしているのでありますが、段々と実家に帰る時間が増えて、このところ、奈良と京都の生活が半々になりつつあります。

幸い、私の親は痴呆の気配はないので助かっていますが、回りにもちらほら大なり小なり痴呆状態の親をお持ちのご家庭が結構身近にいらっしゃいますし、私とていつそのような状態になるか綱渡りであったりもします。

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「それじゃこれから、見本を見せますので私と同じことをしてください。」
 老人施設で、先生を見本に多くの入居者が前を見て座っている光景。

様々なケースの介護の場合のライフプラン、これにはいろいろ考えさせられる部分があります。
いろいろなケースを紹介します。

ただね、どれが人間らしい生活なのか、人間の尊厳ってなんなのかという点を考えると、どれも今ひとつじゃないか、と思ってしまうのです。ディサービスを体験された方はご存じでしょうが、いわゆるお遊戯系のことで時間をつぶす。お手玉したり、絵を描いたり。。。。。はたまた入浴時間を勝手に決めてそれにあわせて風呂に入れて貰う。
 本人の意志はどこにあるのか? と思うわけです。
 介護する側の論理ばかり、と、言ってしまうと言い過ぎでしょうか?
 
 学生時代に障害者ボランティアサークルに入っていて感じたことを、20数年経った今、また同じことを感じている。大人数の入所者をわずかなスタッフが支えている現状は変わっていないし、しかも、金を用意したからと言って老後後期の自分らしいライフプランが約束されている訳でもない。むしろ、お金を用意出来た人ほど、なんか寂しさを感じてしまうのですね。高額施設に入っている人ほど、面会する人少ないんですよ。。。。
 

●ケース1;高額療養施設・ケア付きマンションへの入居

  一時金2000万とかで入所するケース。
  50坪(150平米)の自宅を売却して、ワンルーム(30平米)程度+24時間介護。
  すなわち、居住面積から言えば、120平米を24時間介護サービスに置き換えるとう選択。これにくわえて、月々20〜40万の費用。もちろん私設運営ですからもっと高額な場合もあります。

●ケース2;老健施設や療養病棟

  これもある程度の資金のある方は一応居場所が確保できます。
  軽度であれば月々20万弱、介護4や5になると場合により、月々40〜50万の費用が必要だったりとか、24時間見ている人をつけるか、転院してくださいと言われたりとか。

●ケース3;在宅介護

  費用負担分を家族が面倒を見るというケース。私の場合はこれですね。
  もっとも、ヘルパーに来て貰っている方も大勢いらっしゃいます。
  介護によりますが、家族で面倒見切れないくらいの状態になると、介護保険で賄われるヘルパーでは全然足りなくなります。別途、ヘルパーやお手伝いさんを頼んでいるという方も結構いらっしゃる。自宅のリフォームをされる方も多く見受けます。(数十万〜数百万のリフォーム;福祉住環境コーディネーターの姉談)
  ディケアサービス(日帰りや短期の入所サービス)で家族の余力も残しつつ介護される方が多いようですし、この「介護する側の余力」という視点はかなり重要なポイントだと思います。

●ケース4;特養に入所
  ケース4(a)
;特養に入所(世帯の収入あり)
   公的(市町村など)の特別養護老人ホーム。これが最も経費的には安い。でも通常半年待ちとか1年・2年待ち。経費的に安いと言っても、やはり、おしめ代とかがかさんで20万円ではまかなえないことも多いようです。先日お会いした方はご両親ともに特養入所で月50万円弱なんておしゃってました。

  ケース4(b)
;特養に入所(単身自宅資産のみあり)
   この方は、単身のご老人。自宅を売却して、そのお金を担保に入所した形になりました。もう少し詳しく言うと、自治体長の権限で成年後見人を立て、資産売却権限を自治体に移した上での入所。

  ケース4(c)
;特養に入所(資産無し、年金有り)
   この方は、財産管理(年金の通帳をあずかる)を施設が管理することを条件に入所。もっとも、年金通帳を勝手にあずかることは許されていないので、本人持参の通帳を貴重品として預かるという形にして、かつ、日常諸経費の出費は事後報告、それ以外の臨時の出費については、遠い親族(保証人?)に事前確認を取ってから支出という対応をされていました。
   公的施設の低所得入所者のため、通常よりも低料金。

最近はグループホームという形態も出てきています。私自身は見聞きしたことはないので、詳しくは知りません。今度、知人でグループホームに詳しい方のお話しを聞きたいと思っています。(東京の知人なのでいつ会えるかわかりませんが・・)

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世界トップの高齢化社会出現の日本で、これから後期高齢者はどんどん増えてくる。そしてこれは世界中で誰も経験したことがない。これから経験していく人がどんどん増える。

どれが自分にとって心地よい暮らしになるか?

後期高齢者世帯の人間らしいライフプラン、これは、たぶん私にとってかなり重要なテーマになるような気がしています。たぶん、一生のテーマになるんじゃないか、そんな予感を感じています。
 

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