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2007/12/03

定年退職の生活設計;ポイント3つ

定年以降の生活設計について、散発的に尋ねられることが多いのですが、私の専門はライフプラン作りです。
ここで自分のメモとしてまとめてみました。

まず考えないといけないことは大きく分けて『三点』あります。
それは、「老後の資金」「社会保障の受給と支出」「退職時の税金」
この3つが大事です。

●老後資金
 収入(年金+就業?)を見積もる
 支出(生活費の他に税金と健保料も必要)を考える
 必要額(貯蓄額・目標額)を把握する

●社会保障
 年金・・・・いくら受給できるか
  ・公的年金(厚生年金、国民年金)
  ・企業年金・確定拠出年金
  ・個人年金
 雇用保険(失業手当)・・受給できるか
  ・受給には求職していることが前提
 医療保険・・・いくら払うか・どれが得か
  ・国民健康保険か任意継続

●退職時の税金
 一時金か年金(有期5年とか)かで変わります。
 そして、年間所得は健康保険料に跳ね返ります。

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【おすすめプラン(初級編)】
  とりあえず、定年すれば時間は出来る、が、収入も減る。どれだけ残してどれだけ使って良いかはっきりしない。こういう人は、まず、貯金してください。
  (厚生年金の定額部分が支給されて)65歳で年金額が確定すればこのうち、5万円ほどをつみたて貯金します。なぜ、貯金するか、将来破綻する可能性があるからです。

  そして、増税されたりして生活が苦しくなればこの積立額を減らしていきます。
  積み立てしていることを頭から切り離して、残りで生活設計すると、積立を減らした時は家計には影響しません。で、退職時の貯蓄はそのまま温存でき、そして、何と言っても貯蓄が増えていきます。
  年金生活者は貯蓄しなくて構わない、なんて時代はとっくに過ぎ去りました。
  
  月5万円という額は、家計調査で年金生活高齢者の月々の不足額と一緒です。
  支出が増えるにしたがって貯蓄を少しずつ少しずつ取り崩す家庭がほとんど。

  貯蓄できている間は精神的にも余裕綽々という訳です。

いかに(精神的)余裕を持って生きるか。これがライフプランの初級編であります。


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以下、経験から

 ◎年金収入だけの場合、生活費は年金に依存しますね。
  団塊世代サラリーマンは給料がずーっと上がらない事になれていません。
  これが相当な心理的プレッシャーになります。たとえ1億円という貯蓄があったとしても。

 ◎一般的に、支出は増えていきます。
  かかりつけの病院が増える毎に増えていく。病院以外にも子供と事とか家のことで支出が増える場合がほとtんど。そんでもって税金。
  高齢化率がどんどん上がっていますから、税金や健保料も上がっていきます。
  そう、高齢化は止まっていないことご存じですよね。これがいつまでも何とかなるわけありません。

 ◎体力的には衰える一方ですから、20年30年というオーダーで体力維持に努めましょう。
  不摂生が多かったサラリーマンの方は要注意。病院にかからなければそれだけ支出は減る。
  病気なんてわからんじゃないか、、、、そうなんです。でもここで貯蓄が無くなる人、多いんです。

 ◎配偶者の死亡に備える
  精神的なショックはもとより、金銭的にもダメージがあります。
  主たる年金収入のうち、配偶者分が無くなるからです。

 ◎投資は必要、でもほとほどに。
  経験が無くていきなり株や投資信託に挑戦する人は、資金のごくわずかでやってください。日本株でも1989年から2005年まで16年間は下げ相場でした。平均寿命を考えると株価が下落して戻ってくるまで待てない人も大勢いるでしょう。相場ものは上下がありますから、「下がったなぁ」と笑っていられるくらいでしてください。


  過去、高度成長期において日本の消費者物価より定期預金金利の方が高かった。安定成長期に入った日本はこれが崩れています。つまり、定期預金だけでは物価上昇に耐えられません。どんどん目減りしていく時代になりつつあります。
  物価分程度の投資は、資産の実質目減りを防ぐためには必要だと思います。でも、下がった下がったとビクビクするくらいなら、物価上昇に身をゆだねてあるがままに生きるというのも決して悪い選択ではないでしょう。つまり、物価上昇分を予算として組み込んでおく配慮です。だから月5万円分の貯蓄です。

  一番いけないのは、単に生活が苦しくなったと嘆くだけの人。
  何か行動しましょうね。嘆いてばかりの人生じゃ楽しくないですよ。
  予算を建てて、増税分はこれくらい、自分の楽しみ分はこれくらい、子供へはこれだけ。なんてしっかり計画を立てましょう。

 月5万でいいのか、もっと増やすのか減らすのか、投資するのかしないのか、こういうことを考えるなるともうライフプランを作らないとはっきりしたことが言えません。充実した人生を考える人は、右のリンクからどうぞ。ホームページの「提案見本」がお勧めです。(宣伝しちゃった♪)
 

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