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2007/10/17

相続;特別受益と寄与分

相続でもめるの原因の一つに、「特別受益」と「寄与分」ってのがあります。
相続財産の他に、プラスしたりマイナスしたりする要素です。
相続人それぞれに、これがあると主張するわけですね。
教科書的なことを書いても難しいだけなので、分かりやすく書きます。

●特別受益:昔にもらった財産。

  例:弟は家を建てて貰った。
    妹は結婚時に莫大な金を使った。持参金があった。
    私学の費用を出して貰った。
    
 まあいろいろありますが、生前贈与だったのか、それとも、扶養としての出費だったかわからないわけで、財産を残す人は、どれくらい使ったか・生前贈与だったのかどうかとか、しっかり遺言書なんかに書いておいて貰わないと、遺された人が困るわけです。
 土地だけ貰ったなんて時は、その評価はいくらなの? なんて問題にも発展するわけです。

※ちなみに、この特別受益は何年前であろうと時間の制限はありませんが、相続税の計算では、3年以上前の贈与は計算に入りません。(贈与時に贈与税対象となりますので要注意。つっても結婚持参金に贈与税がかかったってあまり聞きませんけど・・・・・普通の庶民レベルの持参金なら)
 
●寄与分:相続財産を増やした人が相続人にいるかどうか

  例:息子である長男も一緒に商売をしていた。
    そして、もめるのは、看護・家事 の寄与分

      ・通常の家事・看護はダメ。
      ・相続人以外は関係なし(長男の嫁が看護とか)
      このあたりでもめます。

 
 もっとも、世の中の平均賃金で算出したりする場合もあるみたい。
 でも大抵、通常の家事看護になってしまって、なかなか裁判所は認めないようです。
 
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仲の良い相続人同士で、お互い、譲歩し合えば全然もめないのが相続。
一旦もめると、もの凄くもめた上に、さらに、将来にまで引きずってしまうのが相続。

「残った2人の兄弟で勝手にすればいい」なんて親が思っていても、意外と確執があったりするものなんです。血縁のない配偶者も引っ付いていますしね。


第三者的に見ると、遺言書とかメモでもいいから残しておいて欲しかったなぁなんて思うわけで、、、、遺言書に
  「兄弟仲良くすること」
なんて書いても全然法的な効力ありません。
 書くべき事はしっかり書く。これ大事です。
 
  最近あった強烈な相続の誤解

   「将来、相続でもめることになりませんか?」
   「うちには仏壇と位牌があるから、親の財産は私が全部貰えます」
   「???? いや、それはね・・・」
   「お墓の守りも私がしていますし。」

 
 

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