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2007年10月に作成された記事

2007/10/31

相続問題;「仏壇があるから、俺の物っ!」

「仏壇があるから、親の財産は俺の物だ」
こう主張する次男。

事の起こりはこんな感じ。
母親と次男が同居。お父様はすでに亡くなっていて、他に長男がいます。
家は、母親と次男の共同名義で建て替えた。次男が母親を引き取ったという形なのである。

父親と先祖の位牌が仏壇に入っていて、お母様が月参り(祥月命日)に毎月お坊さんを呼んでいた。そんな中お母様も亡くなった。

次男はお墓も見ていくつもりであって、長男は大学卒業後、大手企業に就職して東京を始め海外も転々としている。

親父の面倒もお袋の面倒も俺が見てきたし、仏壇もお墓も俺が見ている。

  「仏壇があるから、親の財産は俺の物だ」

こう次男は主張するわけですね。
次男は戦前の家督相続をしているつもりな訳です。


長男がそれで良いといえば別に問題はありません。問題は長男が

  「俺にも遺産寄こせよ」

と言ってきた場合です。

民法上は、、、、ということは、つまり裁判すればということですが、財産は平等に分けられます。

この時、寄与分というのは一般的な感覚とは違います。
残された財産を増やした寄与、これが寄与分で、「面倒を見てきたというのは入ってこない」。これがもめる元なのです。(実際にはこれがなければ財産がもっと減った訳なので認めるべきだと思うのですがね。)


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相続問題の解決ステップはまず、

(1)関係者の法律知識をあわせること
  次男は「仏壇があれば・・・」と思っているわけですから、知識レベルが違います。
  でも、次男にストレートに「法律はこうなっている」なんていっても火に油。
  このステップの持って行き方はとても重要です。

(2)財産の洗い出し、それを関係者全員が把握
  100万でいいからとか、最初から妥協点があるのならこれはとばせます。
  裁判にまで発展しそうな時は、「これだけの財産があるんだよ」、とみんなが把握
  しないと話が進みません。が、「お前は知る必要がないだろ」、という認識が誰か
  にあると進まない。もう一つあります。財産の範囲です。
  自宅は現金化できないからいれない、なんていう考えの人が多いのですが、
  貰える方から見ると(つまり裁判になれば)これも入ります。全財産です。
   今回の場合だと、共同名義で次男のローンも残っている、実際の遺産分は
  どれだけ  か。もう専門家でないと分からないと思いませんか?
  財産の洗い出し、実はとっても面倒なのです。
  でもこれをしないと話が進みません。ここまででつまずく人も多いみたいです。

もし、遺言書があって「すべてを次男に」なんてあっても、遺留分というのがありますから(この場合1/2の1/2で1/4=25%)、
 自宅 2000万、預貯金2000万 なら、長男は1000万。
 これなら、「裁判費用で200万掛かっても800万は手に入る。」なんて計算をしたら裁判になっていく可能性大です。
 
 
自分の財産がどうなるのか,
・・・大抵の人は、問題があっても気づいていないです。
   「仏壇があったら俺の物」なんて言う人、結構、多いですから。

次男の方も、預貯金を下ろすのも家の名義を変える結局は長男の承諾が必要になってきます。

裁判なんて嫌じゃないですか。兄弟どうして本当はもめたくない。でも相手が強情だからワガママだからとついつい意地になっていく。
親は「兄弟仲良くね」なんて思っていてもそう思い通りにいくかどうかは本人達次第。
もめ始めたらとことん、もめるような気がします。

相続問題は、いかに、素早く、気持ちよくみんなが納得することが出来るか。これにつきると思います。行動は素早く、そして、事前の対策と準備、これ大事だと思います。
 
 

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2007/10/29

貴方の人生のピークをどこに設定するか

いろいろな方のライフプランを聞いたり作ったりしていると考え方がいろいろあって

  「そんな考えもあるんだなぁ」

なんて思うときがあります。

先日、一級建築士の方のお話で家造りプランの話をお聞きました。
建築士に頼んで作る家ですから、もう自分のプランを精一杯込めて建てられる訳ですね。
で、その家というのが、『子供のための家』

コの字型の家で、広い長方形芝生の庭、回廊上の2階ベランダ、
上へ下へと庭にアクセスできる。家中が子供の遊び場なんです。もちろん家の中も。

  「子供と過ごせるのは、小学校くらいまで。中・高となるとだんだんと家から
   離れていく。だから、それまでの期間をできるだけ子供と過ごしたい
   それが夢なんです。」

それに見合った住宅を建築されたということなんですが、なかなかこういうことが出来ませんよね。

ファイナンシャルプランナーがお金の話をすると、つい、

  「子供部屋が必要なのは、10年間くらいですよ。あとは物置になるくらい。
   実際うちの実家も、親一人ですんでいますが、もう足が悪くて2階にあが
   れません。それでも高い固定資産税払ってるんですよね。家はほどほど
   にして、その分貯金をもって生活を充実させた方が良いんじゃないですか?」

どっちが得とか、ありませんね。
でもどっちが本人にとって幸せなのか?

一生に稼げる所得には限度がありますから、あれもこれもと言うわけにはいきません。
大きなピークを目指す人、小さいピークをいくつか絞って目指す人、いろんな人がいるから人生はおもしろい。

  ・現役中は一生懸命働いて、老後にいろんなことをする。これもあり!
  ・子供との生活を最高の幸福時間に持ってくる、これもあり!

突き詰めると、自分の幸せのピークをどこに持ってくるか、ということなのかなぁと思います。

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2007/10/26

消費税10%の意味

消費税論議出てきましたね。
増税されるんでしょうか?
消費税5%で12.5兆円の税収。

今、
厚生年金・国民年金の支給額は40兆円
健康保険も40兆円ほど支給しています。(医療費7割分のことね)

年金は、「若い人の出したお金+積立金・運用益+税金」が、高齢者に支給される仕組みです。
で財政が足りないから「税金分」を増やすことになっている。でも財源がない。

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もちろん無駄使いダメですよ。
マスコミで、無駄使い20億、なんて言う記事が出るんですが、桁が違うんですよ。

40兆と20億って、比率で言うと、「40万の給料で、20円の無駄使い」


でもって、高齢者は増えるし、何てったって、年金の税金負担分を1/3→1/2に引き上げることが決まっている
消費税5%で12.5兆円の税収。
年金だけじゃなく健保も財政が苦しい。
マスコミももっとちゃんと伝えてほしいなぁ、庶民をバカにしてるんじゃないか、なんて思ってしまうのです。

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国家予算一般歳出80兆円。でもって今言っているのは5兆とか10兆円が足りないって話。
今、公共事業予算は7兆円。すべてをなくしたって、2〜3年分でまた足りなくなってしまいます。

政界も「徹底した予算削減」なんて言う割には具体案が出てません。ごまかしってこと?
もっときちんと説明しなきゃいけませんよ。

そこで、増税しない方法にはどんなものがあるか、なんて考えた時に
経済成長1%を10年間で、法人税収1兆円増×10年=10兆円増、これで消費税増税をしなくてすむ、なんて話が出てくるのです。
     
経済成長すれば消費税は無くせる。



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2007/10/24

株の税金が0になる特例は今年まで


 「今度、家を建て替えるから、持ってる株を売ろうと思うんだけど、税金ってどうなるの?」
 
 「簡単に言うと、売買した額に対してじゃなく、『儲けに対して1割』が税金。来年度は2割になる可能性も高いよ。」
 
 「じゃ、300万で買って500万で売れば、儲け200万だから税金20万ってこと?」
 
 「まあね。来年の税金はまだ決まってないけど、2割になったら40万取られる。金融庁は財務省に増税しないでといってるけど、金持ち優遇と言われているからどうなるかね。
ところで、いつ買ったの?ひょっとすると、税金全然かからないかも。

 株式を売却した時の譲渡所得の税金がゼロになる特例があります。株価対策でできた時限制度です。

 ただし、下記のような条件があります。
 
 購入額 1000万円以下

 購入時期:平成13年11月30日〜平成14年12月31日
 保有期間:平成15年、平成16年と保有し続けたこと。
 売却時期:平成19年12月31日までに売却

 翌年3月15日までに税務署に提出すること。
 特定口座で売却すると使えません(一般口座に移す必要があります。)

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2007/10/22

マネーと生活設計力検定;来年1/20

世の中、どんどん資格や検定が増殖してきていますね。
誰が見ても役に立たなそうなものもあったりしますが、それだけ自己啓発が盛んになっているということで、とりもなおさず、『豊かな社会・成熟した社会』になりつつある一面ではないかと思ったりするわけです。
(ま、正直、ちょっと辟易している部分もあったりはするんですけど)

自分の所属する団体の宣伝もしておきましょう。
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の一般消費者向け検定ができました。

   「マネーと生活設計力検定」  2008年1月20日  

お試し問題はこちら   http://m-ken.jafp.or.jp/otameshi.html

インターネット受験です。

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シンガポール凄い下げ

最近、株関係の話に偏ってますが・・・・

月曜、取引開始15分前のシンガポール市場のニュースが入ってきました。

凄い下げです。(;_;)

さてさて、今日の日本マーケットはどうなるでしょうか?   

takは本日お仕事でお出かけなので、ほとんど何もできません。
「ナスがまま、キュウリのまま」です。

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2007/10/21

楽天、売るの早すぎた(泣)

楽天 あがってますね〜1ヶ月で35%上昇。
ちょいと売るの早すぎたなぁと後悔先に立たず。

 年金資金が中小型株に投資というニュースの影響で、日経平均が下げる中、ジャスダックやマザーズ・2部マーケットの注目銘柄がかなり好調になってます。私も「ぐるなび」さんはちょっとだけ一息ついているところなのですが、でもねぇ。...

ぐるなび

大事な年金資金を小型株に投資して良いの?なんて思ってしまうわけですよ。
確かに長期資金だから「債券だけ」なんかの極度に安全性に偏っていたことも問題だと思っている人なのですが、確定拠出は自己責任で済ませられますが、これはそうじゃない。ちょっと違うんじゃない? なんて思うのです。

いやしっかりリスク管理(つまりは一定以上投資しないとかね)と運用方法がしっかり公表されていれば良いんですけどね、投信の目論見書の何倍もの公表がいるんじゃないのかなぁなんて思うのです。
もし失敗して

  「株に投資しすぎて失敗して年金資金が足りません!」

ってなことになったら誰が責任取ってくれるの?
それこそグリーンピアの比じゃなくなるような・・・・・

追伸;アメリカまた大きく下がってますが、日本の週明けどうなることでしょう。
    気分的に8月以降は弱気になっているので、週明け持越はあまりしていないのですが、今回はちょっと不安。
    楽天早めに売って良かった、になるだろうか、ならんだろうな〜

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2007/10/19

サラリーマンの家計

総務省の家計調査 平成18年年報から、

 勤労世帯の調査結果です。
 サラリーマン家計の平均像が見えてきます。

平成18サラリーマン家計

ポイントは2点。

  (1)平均像だと言うこと。
    数字って時として嘘をつきます。
    家族4人で、大学生の子供でも、小学生の子供でも、親であっても、それらの世帯の平均だということ。

  (2)税金・社会保険料が結構大きいということ。
   これを節約しなくてどうする?!
   「扶養の条件」はセミナーでもHPアクセス数でも人気なのです。


なお、グラフには、
   ・黒字である預貯金や、ローンの返済額は入っていません。

  ・・・・だってこれの平均取ったってあまり意味無いと思うから。

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2007/10/17

相続;特別受益と寄与分

相続でもめるの原因の一つに、「特別受益」と「寄与分」ってのがあります。
相続財産の他に、プラスしたりマイナスしたりする要素です。
相続人それぞれに、これがあると主張するわけですね。
教科書的なことを書いても難しいだけなので、分かりやすく書きます。

●特別受益:昔にもらった財産。

  例:弟は家を建てて貰った。
    妹は結婚時に莫大な金を使った。持参金があった。
    私学の費用を出して貰った。
    
 まあいろいろありますが、生前贈与だったのか、それとも、扶養としての出費だったかわからないわけで、財産を残す人は、どれくらい使ったか・生前贈与だったのかどうかとか、しっかり遺言書なんかに書いておいて貰わないと、遺された人が困るわけです。
 土地だけ貰ったなんて時は、その評価はいくらなの? なんて問題にも発展するわけです。

※ちなみに、この特別受益は何年前であろうと時間の制限はありませんが、相続税の計算では、3年以上前の贈与は計算に入りません。(贈与時に贈与税対象となりますので要注意。つっても結婚持参金に贈与税がかかったってあまり聞きませんけど・・・・・普通の庶民レベルの持参金なら)
 
●寄与分:相続財産を増やした人が相続人にいるかどうか

  例:息子である長男も一緒に商売をしていた。
    そして、もめるのは、看護・家事 の寄与分

      ・通常の家事・看護はダメ。
      ・相続人以外は関係なし(長男の嫁が看護とか)
      このあたりでもめます。

 
 もっとも、世の中の平均賃金で算出したりする場合もあるみたい。
 でも大抵、通常の家事看護になってしまって、なかなか裁判所は認めないようです。
 
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仲の良い相続人同士で、お互い、譲歩し合えば全然もめないのが相続。
一旦もめると、もの凄くもめた上に、さらに、将来にまで引きずってしまうのが相続。

「残った2人の兄弟で勝手にすればいい」なんて親が思っていても、意外と確執があったりするものなんです。血縁のない配偶者も引っ付いていますしね。


第三者的に見ると、遺言書とかメモでもいいから残しておいて欲しかったなぁなんて思うわけで、、、、遺言書に
  「兄弟仲良くすること」
なんて書いても全然法的な効力ありません。
 書くべき事はしっかり書く。これ大事です。
 
  最近あった強烈な相続の誤解

   「将来、相続でもめることになりませんか?」
   「うちには仏壇と位牌があるから、親の財産は私が全部貰えます」
   「???? いや、それはね・・・」
   「お墓の守りも私がしていますし。」

 
 

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2007/10/15

うまい話に要注意


円天詐欺。「減らないお金・36%の高利回り」

このブログの読者は、こういう話があればすぐさま警戒警報が鳴って手を出さない人ばかりだと思うのですが、どうしてこういうものに引っかかる人が多いんでしょう。円天は被害者5万人とか。

ただ微妙なものは世の中結構あります。
例えばこんなの。

今海外の高利回り債券で、10%を越えているものがありますね。アルゼンチン債・ブラジル債・トルコ債・コロンビア債。

  「私たちの商品は、高利回り国債で、まず年10%の利子を生み出します。
   国も分散してるのでリスクは限定的です。3年経てば3割増えている
   ことになりますね。この増えた分だけをハイリスクハイリターンの
   例えばオフショア投資に回すことで、5〜6年間で2倍のリターンを
   予定しています。増えた分だけの投資なので元本保全は万全です。」


私のブログでも書いたことがありますが、中国やインドなどのBRICs投資で3年で2倍なんていう成績のファンドは確かにあります。
うまくいけば確かに2倍は可能。もっとうまくいく可能性すらあります。

ただ投資たるもの、やはり、リスクとリターンがつきものです。

取りはぐれたら・破綻したらどうなるか。どれだけ保全されているのか。
こういう部分に目を向けることも重要です。

ただ誤解して欲しくないのは、ここで言う、うまい話とは、

  うまい話=リスク0・リターン一杯
  
ということであって、リスク0ならリターンは限定的。リスクを取れば、ある程度の
リターンは可能であるということ。

問題は、
   ●その商品のリスクとリターンの関係が適正であるかどうか。
   ●それに加えて、自分自身がそれのリスクをどれだけ取って良いかどうか。

この観点(センス)がないと、過度のリスクを取ってしまってとんでもないことになってしまう可能性があります。


ライフプランは、これを具体化する唯一の方法だと思います。将来設計がないのに投資なんてできない。
ただまあねぇ、どこまで綿密なライフプランを考えるかどうかは人それぞれ、じゃないかと。

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2007/10/12

金利どうなる?:個人向け国債

もの凄く時期をハズした記事でどうも済みません。

先月募集の終わった個人向け国債(10年変動=20回債、5年固定=8回債)、
これまでの適用金利(税引前)をグラフにしました。

個人向け国債


何を考えているかというと、今後の金利。
将来の金利を見るには、10年利付国債を見るべきだという意見もあるけど、変動と固定の差を見るには個人向け国債の比較もなかなか分かりやすいと思う。

日銀がゼロ金利解除→0.25%→0.5%と誘導金利を上げてきて次上げるのはいつか?

思った以上に金利が動いていないなぁ、なんて思うわけです。


サブプライムローン問題以降、利上げに慎重になっているし、いつあるか分からない総選挙を前に利上げするかどうか? でも長プラも少しずつ上がってきているし、第一、日本だけ低金利で、外債を一生懸命買って、円を輸出している構図はあまり改善されてないような気がする。
日銀としてはやっぱり金利上げたいのがホンネなんだろうなぁ。

来年3月に福井日銀総裁の任期切れ。これまでに金利を上げるかどうか…。
ま、決定会合とか公の所では「誰が総裁になろうと適切に判断します」としか言わないだろうけどね。
衆参のねじれで時期総裁の任命(国会承認)までねじれるのかどうか、、、、、

正直読めません。
上がるとして、12月? 2月? 4月?  このうちの2回、0.25%ずつといったところか
でも半年後に0.5%上がっているかというと自信なし。ちょっと無理っぽい。

結局自己予想は、

  「金利は上昇傾向、でも、すぐにはあがらない。」


  ・・・・・・・  我ながら結論が乏しくてスミマセソ。
 

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2007/10/10

物価どこまで上がる?:WTI原油

物価上がってきてますね、小売りの商品はちまちまと。

やはり見逃せないのは原油の相場。
先日、1バレル=80ドルを突破しました。

  ※1バレル(0.16キロリットル)     ;修正2007/10/12;  0.16キロリットル ←0.16リットル

WTI原油の過去5年のグラフです。
WTIというのは、ウェスト・テキサス・インターミディエイトというテキサス州産原油の相場、NY商業取引所価格のことです。

原油相場

5年で約4倍。。。。。。。そりゃ物価も上がるわな。

問題はこれからどうなるか?

○収入が同じで、物価が上がると、相対的に使えるお金は目減りする。
○貯金の利子が低くて、 〃          〃

もし、1000万円の貯金が、5年後250万の価値になっていたらどうします?
だから、『物価と上昇するくらいのリスク資産はお持ちなさい・預貯金だけではダメですよ』、という、
いつもの持論になるわけです。

だからって、素人が、原油先物相場になんか手を出しちゃいけませんよ。

株やってる、投信やってる、なんて言うと、「濡れ手で粟とか」、「そのうちひどい目に遭うよ」とかの反応が多いんですが、あくまでも、自分の資産を物価上昇に対抗させて、その価値を目減りさせない程度の利殖を目論んでいるということです。

ま、サラリーマンなら、投資信託くらいが良いんじゃないかと。(投信にもいろいろありますけどね。。。)

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2007/10/08

パーソナル・リスク・マネジメント

個人の生活における様々なリスク。
それも自分の生活が脅かされる大きなリスクがどんなものがあるか。
今これについて考えています。それこそ本を書こうかと思うくらいに(嘘)。

○よく保険屋さんがこういうことを言うとですね、
  「生命保険・火災保険・自動車保険・入院保障・所得保障・・・」

○セキュリティ関係者がパーソナルリスクと言うと
  「暴漢からの警護・盗難や強盗からの警護」

なんてことになるのですが、これ以外にも、普通の生活で起こりえるリスクというと、

 「水漏れで隣家(階下の部屋)への損害」
 「子供がいたずらした。いたずらされた」
 「ニートになった」
 「犯罪者になった・疑惑を受けた」
 「詐欺にあった」
 「いじめを受けた(子供も大人も)」
 「親が倒れた」「兄弟が倒れた」
 「勤務先が倒産した」
 「取引銀行が倒産して預金がすぐに引き出せない」
 「もってる株が暴落した、円高・円安になった」
 「大家が立ち退きを言ってきた、立ち退きさせたい」
 「給料カットが起こった、労災を認めてもらえない」
 「子供が泣きわめいて手がつけられない」
 「旦那が会社に行ってくれない、家に帰ってこない」
 「奥さんが料理を作ってくれなくなった」
 「隣家の布団たたきの音がうるさい」
 「土地境界でもめている」
 「約束の履行が不安(相続・離婚後の養育費)」
 「保険金を支払ってもらえない」

などなど、いろいろあるわけですね。
まだ私の頭の中でまとまっていません。
これ、まとめなきゃ、私の仕事の提案型業務にできませんね。

保険商品で回避できるもの、保険より貯蓄にした方がいいもの。
公正証書・遺言書等の法律文書にした方がいいもの、いろいろありますね。

『貴方の土地、それは貴方のものですか? 証明できますか?』

 不動産関係者が使う言葉です。
 「契約書」:売買関係の書類
 「登記簿」:登記の有無の書類

でも、境界がどこまでなのか、隣の家が10cm向こうなのかこちらなのか。
隣地問題は、よくあるトラブルの例で、私も過去2件ありました。

------

自分にどんなリスクがあるのか、
 個人の時代と言われる中、「パーソナルリスクマネジメント」。
 今後のキーワードになりそう、そんな予感がします。

私の業務を「パーソナル・ライフプラン」の2本柱で考えたいな、と思う今日この頃。

まだ、FPの教科書でも散文的に取り扱われているので、総合的プランとしてのマネジメントを提案できないかと思っています。

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2007/10/05

経済成長すれば、消費税は無くせる

プラス1%の経済成長を10年続ければ、消費税が無くなるという話。

まず、現状の認識から、

  今、消費税 5% で、10兆円の税収。
 
  GDP  500兆円 
  法人税収 100兆円

もし1%成長が大きくなればGDPで5兆円、税収で1兆円 増える。
もし、政府の予定より1%高い成長が10年間続けば 10兆円の税源。

つまり、1%、高い成長を続けられれば、消費税がなくせるくらいの財源ができる。
今、0成長〜1%成長くらいですから、これを持続的2%〜3%成長にする力があるかどうか。

じゃあ高い成長するには!
それは、世界に勝てる産業を国力で育てられるような政策が必要。
生半可な政策じゃないですよ。国力の威信を賭けたような強力な政策。

で、今こういう政策をとると、「一部の企業を儲けさせるような政策、一部の人だけにしか影響がない政策」なんて批判されるわけですね。台湾・韓国が国策でやった半導体メモリとか液晶パネルとかね。
ちなみに、失われた十年で使われた追加的予算措置120兆円ほどだそうです。消費税10年分。それで、かろうじてー2〜+1%の経済を支えた。
公共事業とかは、その時は良いんですが持続的ではないんですよね〜。

   ●税金が足りない分、増税していきましょうという政策と、
   ●その分経済成長させましょう、という政策。
 
     あなたはどちらがいいでしょうか?

※竹中平蔵元大臣の講演(9/29FPフェア 大阪国際会議場)からの請け売りです。

福田内閣、どんな政策をとるか楽しみです。
都会は成長してきた、しかし、地方が、、、、地方が持続的に活性化する政策がとれるかどうか、、、、、エンジニア出身の私は、製造中小企業が空洞化したのは非常に痛手だと思っているのですが、世論的には、農業が瀕死状態みたいですね。
世界にうちかつ農業政策、これも必要かも。

今の情勢では大きな夢のライフプランが作れないんですよね。
給料は上がらない、預貯金は目減りする、税金は上がる、、、、、
75歳で破綻する人、結構多い。

自宅を売って、狭い介護保障つきワンルームにはいる。キャッシュフロー的にはとりあえずこれでOKというシミュレーション結果になって金銭的安心が得られても、これが本当に夢のあるライフプランになっているのかどうか、とても微妙だなぁと考える訳です。

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2007/10/03

保険の時効:失踪で保険金が受け取れない時

保険金の請求期間は、保険会社によりますが大体3年くらいの所が多い。
そして保険金の受取人が失踪していて保険証券があるのに請求できない時があります。

【事例】
  父親が死亡した、保険金の受取人である母親は去年家出して音信不通で
  行方知れず。葬式を出した長男が死亡保険金を請求しようにもできない。

こんな時どうするか。
 
 
●失踪宣告
 裁判所の手続きで、生死不明の者に対して,法律上死亡したものとみなす効果を生じさせる制度があります。
   普通失踪7年(住所・居所を去り生死不明)
   危難失踪1年(死亡の原因となる危難に遭遇しその危難が去った後
          その生死が1年間明らかでないとき)。

 この手続きで、死亡したものとして処理できるのですが上の事例では7年間待っている間に保険の時効が来てしまいます。
 
 
●不在者財産管理人選任

 裁判所では、こういう手続きあります。
 不在者自身の財産について管理する人。
 財産管理人は誰でも選任されるものではなく、相続人や債権者の利害関係者が申し立てます。
 事例で問題となっているのは保険金だけですが、当然、不在者のすべての財産目録をつくって申し立てなければいけません。面倒かもしれませんがこれをしないと保険金が受け取れない。
 

 
費用はどちらも800円ですが、提出資料がやややっかいかも。
ややこしくなりそうな時は費用がかかりますが、司法書士さんとか弁護士さんに頼んだ方が無難でしょう。(特に債権者がいるとき)。数百万とかそれ以上の財産が動くわけですから少々の費用は割りきった方が良いかも。

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2007/10/01

日経平均とは逆に動く投資信託

数あるFP分野でも何が専門ですか? と聞かれたら、「ライフプラン」と「金融商品、とりわけ、投信」と答えてはいるのですが、2000種類以上ある投資信託、すべてを知っているわけではもちろんありません。

そんな中でも、あまり雑誌なんかでは見ない少し異色の投資信託を紹介します。
題名の通り、日経平均とは逆に動く投資信託(ファンド)です。

ベア型ファンド。
 「野村セレクト3 日本ベア」のグラフです。
先物取引を使った派生型商品(デリバティブ)の投信です。
1年前を100%としてグラフにしました。

Bear
 
 
通常この手のファンドは、ブル・ベア型と言って、「ブル型」=日経平均と同じ動き のファンドと組み合わされて販売されています。そして、「ブル」と「ベア」でスイッチング(乗り換え)が出来るというもの。

  ※bull=雄牛、bear=熊; 角を突き上げる牛と、爪を持った手を振り下げる熊

申込金1万円〜。販売手数料2.1%。信託報酬1.07%
  (モーニングスターのHPより)

今回は、野村のやつですが、他にも同じような物がいくつか出ていますよ。「大和のパワーセレクトシリーズ」とか。

---
 
この手のファンド、かなり昔からあります。で、どうしてこれまで記事にしなかったかというとですね、、、、

日経平均が下がった時じゃないと、あまり面白いグラフの形になってくれないから。(^_^;)
日経平均がずーっと上がっている時に、どんどん下がっていく投信を紹介してもインパクトないでしょ。
で、いままで、記事に出来なかったのでした。
 

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