« 年金300万の人が一番、ダメージが大きい | トップページ | 宝くじに税金がかからない理由 »

2007/07/29

日本株も大暴落:サブプライムローン

すごい下げでしたね。日経平均株価17283円。
土曜朝のアメリカもまださがってます。どこまで下がるんでしょう。

今回のきっかけはアメリカサブプライムローンで、このサブプライムローンというのは、比較的低所得の人向けの「住宅ローン」で少し高めの金利で貸し出す住宅ローンがあります。

この債券を買い取って、ここから生まれる金利を分け合う投資商品があるのですが、これの焦げ付きがでてきたということです。住宅ローンがきちんと機能している間は問題がない。住宅ローンですから利息が生まれますよね、しかも低所得者向けなので金利は高目。投資する方にとっては利息が期待できる。でも破綻したら紙切れ。こういうやつです。

先週のニュースで、野村ホールディングスもこれに絡んで半年で767億円の損失を被っていると言ってました。さて、ノムラにとってのこの767億円が大きいかどうかですが、

野村の2007春の連結決算を見ると、
 売上 2兆円、  経常利益 3200億円、 当期利益 1760億円

売上げの8%程、経常利益の24%がふっとんだ訳ですね。
(びみょーな数字だなぁ。。。)

====

住宅関係というのは経済の指標でかなり大きな意味があります。日本では新規着工件数とかマンション販売戸数とか供給戸数とか。 住宅そのものが高額な上に、それに付随していろいろな消費(家具・電化製品を始めいろいろな需要)が生まれて経済に大きな影響を与えるからです。

アメリカにおける低所得者向け住宅ローンのかげりのニュースは、この春くらいから何度か出てきていたのですが、今後日本でも同様のことが起こる可能性があります。

住宅ローンを組む時、年間の返済額が年収の20%だの25%だのというリミットをつけている銀行がほとんどですが、これが最近上がってきています。30%、35%は当たり前、中には40%までOKなんていう銀行も出てきています。
借りる方にとっては借りやすくなったというメリットがあるのですが、同時に破綻するリスクも増えていると言うことです。

正直、年収の4割がローンでは生活できないですよ、普通の家庭なら。
よっぽど、将来の収入増の見込みがあるか、あるいは、独身で家以外に欲しい物はない、みたいな人でなきゃ。

こういう人が破綻(自己破産)すると当然不良債権になるんですけどね、実は、「保証料」っていうのをしっかり取っている(最近は銀行負担にしているところも増えてきた)ので、銀行さんは損害がない。で、保証している保証協会の方がこれをかぶると言うことになる。

保証協会は土地を貰っても仕方ないので競売にかけて安くても現金化しますね。だからもしこういう人が増えると土地の価格は下落する。

少子化による家余り状況+ローン破綻で住宅地の土地は下がると思います。
うちの田舎なんか、少し古めの住宅地なんかでは空き家がゴロゴロしてきました。昔からある集落部ではもう買い手が付かない。

都市部の経済地域はどうでしょうね。今後こういう地域格差が広がってくると思います。

============

私自身、経済が縮小してきたら、土地の値段が下がればそれはそれで、今までとは違うことに意味を見つけて豊かな生活形態ができるんじゃないかと思っています。

例えば、古屋だけど土地は安くて住居費はかからない。そして、野菜は自給自足。
過疎化高齢化限界集落なんて言葉がありますが、例えば、無職でも労働力(それこそお年寄りの手伝い)になるなら村が住居を提供していく、これがどんどん流行ってそういうライフスタイルもでてくるんじゃないかと思います。都会で金かけて暮らす層と、そうではない層。これが格差の広がりだ、いけないことだなんて私は思いません。

都会だから幸せで、田舎で不便だから不幸、そんなことは絶対無い!
ちなみに、
お金があるから幸せで、ないから不幸、これも全然当てはまりません。
(こっちの世界に入ってこれをつくづく感じます)

まず、健康。
次に、心の健康。
その次に、お金の健康。

============

さてさて株式市場、今後どうなるでしょうか。
アメリカ経済の減速の本格化、ヨーロッパは好調、アジアもそこそこ堅調。日本は?っというと、出遅れ感があるものの本格成長もちょっと力が弱い。上に行くか下に行くか微妙なところ。株価が戻らず、日銀の金利引き上げもできないなかで、ドル安になれば相対的に円高になって、円キャリートレードも縮小。

しばらく目が離せません。

|

« 年金300万の人が一番、ダメージが大きい | トップページ | 宝くじに税金がかからない理由 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰してます。

野村のサブプライムローンの損失ですけど、1998年の米国野村のCMBS(商業不動産担保証券)損失が発表時で2400億円といわれましたから、桁が一つ低いですしそれでも持ちこたえましたから、市場の評価は今回はそれに比べたら今回はましだったという評価ではないでしょうか。

私はNYSEの下げはよくこういうことがあるのであまり気にしませんが、日本のアメリカの市場を気にしながら中国の市場も見ながらという横ばかり見ている市場の反応の仕方はあまり好きではないです。

ドイツ政府の自国銀行支援のように、今回のサブプライムローンの問題も国を飛び越えて連鎖するような大事にはならないように感じています。

投稿: あきら | 2007/08/03 19:14

お久しぶりです。そうなんですよね、アメリカ・中国に引きずられる相場展開。

前日のダウで、日本のその日の寄りつきが決まって、中国市場が開いたらその影響で、日本の後場が上がったり下がったり。まあ、今の日本経済がアメリカと中国の影響を受けるという事実を反映しているといえるのかも。
GDP 世界2位の意地を見せて欲しいぞ 日本株!

サブプライムローンは随分前から言われているのに、意外と反応しているなぁという印象です。

----
ところで、Hさん歓送会はできるだけ参加したいと思っていますが返事はもう少し待ってください。

投稿: tak | 2007/08/04 01:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61456/15902783

この記事へのトラックバック一覧です: 日本株も大暴落:サブプライムローン:

» 住宅の保証制度 [マイホームを購入する前に]
現在のほとんどの住宅には10年保証がついているのではないでしょうか。この品質保証制度はとてもよい制度です。しかし、建築業特有のあいまいさも見逃すことはできません。 [続きを読む]

受信: 2007/08/27 23:41

« 年金300万の人が一番、ダメージが大きい | トップページ | 宝くじに税金がかからない理由 »