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2007/05/16

大損の投資信託:「盆栽名人」

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コメルツ投信投資顧問が設定していた「ポーラスター・オプションファンド」(愛称:盆栽名人)というファンド。

これが投資の失敗で大損です。
Bonsai
当初基準価格1万円のものが徐々に下げてきて、最後一気に半分以下。3180円です。これまでの分配金を入れても3600円ほどです。販売手数料を入れると3分の一になった投信ですね。

これだけ急激に下がる投信というのは、めったにないものです。めったにないことなので、1ヶ月遅れのニュースですが挙げておきます。

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この投資信託、オプション取引を中心とした、ショートストラングルで利益を出そうとしていた商品です。オプション取引というのは「権利の売買」で、あまり普通の人にはなじみがありませんし、理解できない人にはお奨めしませんが、例えば、日経225オプションという取引があります。

今、日経平均は17500円くらいですが、その値は横に置いておいて、とりあえず、12000円前後だとしましょう。
将来12000円以上になっているだろうと予測した時に、1ヶ月後に12000円で買う権利を200円で買っておく。一ヶ月後12200円以上であれば、12000円で品物を仕入れて即座に売れば儲かる、こんな取引がオプション取引です。


で、ショートストラングルというのは、2つの取引を重ねることで、株価が一定範囲内の時に儲けの出る取引をしようというものです。例えば、

  ○12000円で売る権利を110円で売る
  ○11000円で買う権利を 90円で売る

つまり、売る権利と買う権利をどちらも売っておく。こうすると、株価が大きく動かない限り利益が出る取引ができます。
ショート・ストラングル

損益カーブを描くとこうなります。


権利を売った人は、200円(110+90)が手にはいります。こういう値段をプレミアムと言い、プレミアムも株価と同様に上がったり下がったりします。

将来の価格が、一定範囲内(図の場合なら10800円〜12200円)ならば利益がでます。
でも、一定範囲を超えると損がでます。
そして、大きく範囲を超えると、果てしなく損が出るというのが、このショートストラングル
プットの売り(売る権利を売る)の恐いところ。(株価が急上昇して損が出るときは限定的になることが多い)


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今回この投信は、中国発信の世界株安の影響をもろに受けたようであります。
なお、この投信は、すでに繰り上げ償還(つまり精算ということ)になっています。

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 (2007.6.11追記)
 
  投信のリスクもありますよという意味で、この記事をアップしました。
  それからおよそ1ヶ月になりますが、いまだに多くのアクセスがございます。
  少し異常なんじゃないかと。
  もし「絶対儲かる」なんていう説明でこの投信を販売していれば金融商品取引法違反の疑いが出てきます。
  気になる方はご相談ください。
  (悪質なことがあるようなら金融庁への報告も検討したいと思っています。)

   ライブリフッド・プランニング  http://www.livelihood.jp
      代表 竹本隆之
 
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(2007.9.11追記)
  
なんでいまだに、アクセスが多いのか不思議だったのですが、償還が中止になっている事を知りました。
「償還に異議を申し立てた受益者の受益権口数が受益権総口数の63.5%となり2分の1を超えたため 5月15日付で信託終了を予定していたが、償還に異議を申し立てた受益者の受益権口数が受益権総口数の63.5%となり2分の1を超えたため 」

 
でもって、さらに悪化しています。8/17に基準価格1711円。先週末で2569円です。
このショートストラングルは、上にも書きましたが変動が小さい時に利益を少しずつ上げる手法で、逆に大きな変動があれば一気にそれを失うものです。一発逆転はありえない商品。  投資はギャンブルではありません。先読みして今後も変動が小さいのなら利益が少しずつ出る。逆ならダメ。それよか先読みして上がりそうなものに投資する方が良いと思いますよ。もちろん、(安全貯金に移すというのも一手です。)
 
資産が2倍になれば2倍幸せになりますか?
ライフプランがなければ、いつまでも「もっと殖やしたい」という欲求しか得られませんが、それは幸せですか?
ビクビクしているのが幸せですか?

ほとんどの方は漫然と貯金し、漫然と投資し、漫然と使っています。
それよりも、ライフプランを立てた生活設計はどうでしょうか?
目標が達成できるかどうかは重要ではありません。それより、目標がある・夢があるということが大事なのです。
今自分が一番したいこと。何ですか? それに不安はありませんか?

だから、ライフプラン・・・・ファイナンシャルプランナーの出番です。

(最近は、税金を節約する方が楽かも、という方が増えてきています。所得税10%・住民税10%を引いて、課税所得から健康保険料を決める。全収入からどんな最適な方法があるのかを提案するファイナンシャルプランナーを見つけることが重要になってくると思います。是非あなたにあったファイナンシャルプランナーを探し出して、貴方の資産を守り・殖やしてください。)


 

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