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2007/04/04

共済金(保険金)は誰が受け取る?

亡くなった兄弟の葬儀代を保険金(共済金)で埋め合わせしたいというご相談。
府民共済の事務所に出向いて聞いてきました。

今回あったのは、亡くなった方の死亡保険金は誰が請求すればいいのかという案件で、最初保険金と聞いたので、法定相続人なら子、とお答えしていたのですが、実は共済金だったので若干異なり、不明点が出てきたと言うわけです。

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通常、生命保険の場合、受取人は○○と指定されているか、「法定相続人」となっています。
が、共済金の場合は異なります。同居人が優先です。


【死亡共済金の受取順位】
死亡共済金の受取人は、ご加入者の死亡当時における次の(1)〜(11)の順序で、上位の方となります。


(1)ご加入者の配偶者


ご加入者と同一世帯に属するご加入者の
(2)子 (3)孫 (4)父母 (5)祖父母 (6)兄弟姉妹


その他の、ご加入者の
(7)子 (8)孫 (9)父母 (10)祖父母 (11)兄弟姉妹


つまり、子供が何人かいた場合など、同居している人が優先されます。

Kyousaikin_1

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今回の案件は、

 ○随分前に分かれた奥さんと子供、
 ○病気療養のために引き取った長女
 ○成年後見人の次女(葬儀も行った)

が関係しています。(図を参照)

そして、次女は葬儀代とこの共済金を相殺したいと考えています。

結論を言うと、今回の場合、長女が保険請求を行うことになります。
「離婚した妻」「成年後見人の次女」は無関係。
財産管理しており証書も持っていて、葬儀を行った「次女」は、この共済金(保険金)の請求には関われません。

ただし、長女が請求したとして、同居がなされていたかどうか、単なる名義貸しのような状態ではなかったか、等の調査が入り、その上で共済金が支払われます。もし、同居の実態がないと判断されれば、次の順位者は、「子」になり、子が請求すると言うことになります。
(今回亡くなった方は死亡時には介護施設に移られており、実際に長女が同居関係にあったかどうかというのがポイントとなります。また、次女が「同居同然であった」と主張して共済金を請求しても、「同居同然」がどこまで認められるかというと、住民票も別・税務上の扶養にもなっていない・健保上も扶養になっていない、となれば、かなり厳しいでしょう。)

もっとも、関係者内で話し合いがつくのであれば、「子」が請求すれば、同居人はいなかったとして実態の調査は必要なく、書類(証書・死亡診断書・戸籍謄本など)のみで共済金が支払われるので時間的にはスムーズに共済金が支払われます。

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今回、次女が葬儀代を立て替えているのですが、これを共済金で穴埋めするというわけにはいかなくなりました。
ただし、証書は次女が持っています。ここで裏技を使うとすれば、「長女」または「子」に、この保険証書を金銭と交換するという手段が考えられます。ま、親戚内でもめるのは心が痛むのですが、それぞれの主張が大きい場合はこういった解決手段も考えなければいけません。

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