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2006/11/28

遺言での誤算

遺言での誤算


正確には「ゆいごん」ではなく、「いごん」です。
あるお母様が亡くなりました、彼女は、残った兄弟がもめないように遺言を書いていました。


ケース1:父親が亡くなり、数年、母親も亡くなった。
     子供2人に相続発生。長男と母は同居であった。
     母親の寝室を片づけていると、遺言書が出てきた。
  「次男には家を建てる時に援助なかったのので、今の自宅不動産は長男に、
   ○○信用金庫にだけある預貯金は、次男で相続するように。」
 

 こんな遺書だった。

しかーし、
 お母様には、信用金庫に言ってみると、預金は400万。これ以外に投資信託と国債がそれぞれ400万ずつありました。

   預金:400万
   投信: 〃
   国債: 〃

 
 信用金庫は、
 『「投資信託と国債」については預貯金ではないので、
  遺産分割協議書を作成してください。そうでなければおろせません』

 
 これを聞いた長男。「遺言に書いていないのは、法定分割するのが筋」と主張しました。
 
  長男:「預金はお前にやるけど、あとの投信と国債は半分ずつ!。」
  次男:「お袋はこれも預貯金だと思ってたはずだよ。」
  長男:「銀行だって、投資信託と国債は預金とは別、って言ってるだろ」


 長男には、不動産を貰ってもすぐに現金にはなりません。今住んでいるのですから。
実は、去年、有名美術系の大学に行ってしまった次女がいて、少しでもお金が必要なのでした。

 お互いに、「お前はあれを買って貰っただの、学費を出して貰っただの」、あるいは、「これから墓を見ていくんだから」「その分が自宅不動産だろ」
「お前が子供の時に入院して大金かかってんだから」

 結局この二人、四十九日法要もできないまま、裁判が続いています。
 長男の取り分400万。弁護士費用100万引いても300万は堅いとみているようです。

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 ちなみに、遺言書を見つけたら、勝手に開封してはいけません。
 裁判所に持って行って、検認という手続きをしないと、あとでもめます。
(検認は法律で決まってます。)

 こういう手続きを行っている間は、遺産分割が決まらないため、口座のお金が動かせないということになりますのでご注意ください。

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