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2006/11/08

10年目のダイヤモンドより、20年目の不動産

 
結婚10周年でダイヤモンドを貰ったり贈ったりしましたか?
スイート10なのか、スィート10なのか、スウィート・テンなのか、どれが正しいのか分かりませんが、結婚10周年記念に「スイートテン・ダイヤ」を贈る(貰う)習慣があるそうです。
(そんな習慣いつから出来たんですか?)
 
 
でも、税金のことを詳しい方はご存じのはず。

10年目のダイヤモンドより20年目の不動産

 
夫「来年10周年だね、ダイヤのリングを贈るね」
妻「指輪はいらないから、20周年で、この家と土地が欲しいなぁ」

不動産の名義というのはとっても大切で、名義人の資産であることを意味します。財産である以上簡単に移動できません。いや移動そのものは司法書士さんなんかに頼んで簡単にできるのですが、金銭の授受がなく移動すると贈与税がかかってきます。
2000万円の贈与なら、贈与税720万円。
そこで、
「20年目に贈与税の配偶者控除を使って、自宅2000万円分を貰う。」
 
婚姻20年以上なら一回限りの限定付きで居住用不動産については2000万まで贈与税をかけないという特例があります。
普通の贈与税基礎控除をいれると2110万円まで、税金0。

ご主人に資産が多い場合は、あらかじめ資産を移動させておくと、万が一亡くなった場合の相続税が少なくなりますし、一番のメリットは、
 ・相続が「争続」に変わった時とか、
 ・離婚時とか
こういう場合に誰の名義かというのがとても重要になってきます。

ただし注意点があります。
○名義を変えると当然固定資産税はその名義人宛にやってきます。また名義変更には司法書士報酬や登記のための費用が必要です。
○この特例をするためには、税務署に「配偶者控除を使います」という書類を出さないといけません。
○その他の条件、例えば、翌年3月まで居住してかつその後もそこに住む予定であることなどの条件があります。
○ローンが残っている場合は、負担付き贈与すれば、この特例云々にかかわらず名義を変えられますが、新たな名義人(=通常奥さん)がローンを払うことになるのでローンの新規審査が必要となります。

ちなみに、この特例は
 ・自宅の名義を共有名義にするとか、
 ・居住用不動産を取得するための金銭2000万でもOK。(←これつまりは、別居ということか?)
 

ダイヤモンドより、不動産の方が資産価値は大きいのが普通です。
・・・・ま、身につけらないし、資産税がかかるというのが難点ではありますが。。。。

夫「結婚10周年。これダイヤのリング」
妻「わーありがと。この次は不動産ねっ。」
 
 男性諸氏のために言っておきますと、20年経ったら奥さんに名義を変えなきゃいけない、なんてことではありませんのでご安心ください。
あくまでも、贈与しても贈与税がかからない、ということだけです。
この制度は結婚20年くらいすれば、居住用不動産は半分くらい奥さんの分け前があっても良いんじゃない、それに課税しちゃうのは可愛そうだよねっていう観点で作られています。

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