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2006/07/24

水害・水災 

今年の梅雨前線は、各地で大きな被害を出しています。
自然災害というとこれまでは『台風』が最も影響が大きかったと思うのですが、今年は梅雨前線、北陸地方は3年連続だそうです。地球温暖化の影響なのでしょうか。

さて、こういった被害に対してFPへの相談も増えています。もっとも私の所への相談はまだありません。こういう相談は無い方がいいですね。
 2つの観点、「税金」と「保険」があります。

 まず、税金の方。これは所得税を小さくするもので、災害減免法と雑損控除の2種類があります。雑損控除の方は確定申告の項目の一つなので聞いたことがある方も多いことでしょう。どちらか一方しか使えませんので注意が必要です。
 大まかに言うと下記の特徴があります。
 
 ○災害減免法
   住宅・家財のみの自然災害で50%以上損害のでた人。
   その人の所得が500万以下なら全額免除。750万以下なら半額免除。1000万以下なら25%免除。つまり、1000万以上の所得のある人は使えない。
   その年の分のみ確定申告で適用。
   
 ○雑損控除
   住宅・家財に限らないが、通常生活に必要な資産。盗難も含まれる。
   損害額(原状回復費用も含まれる。ただし、計算式あり)について所得がなかったものとする控除方式。そして、これがマイナスなら3年間繰り越し控除ができる。

 このように災害減免を選ぶか雑損控除を選ぶか、どちらが良いとか悪いとかはありません。
 約8割の人は所得税額が数十万ですから、家が半壊、みたいな損害が大きい場合、1年間分の税金が下がるより、繰り越し控除のできる「雑損控除」を選んだ方が得だと思います。しかし、これは場合場合によりますから一概には言えませんね。自営業だと翌年の所得が無くなることもありますし。

ーーー
 次に保険です。自然災害による住宅被害は、火災保険に付帯されています。付帯されてはいますが、細かい話で恐縮ですが、「住宅火災保険」では水災被害は保険金が出ません。ただし、「住宅総合火災保険」では出ます。
 ほとんどの人は自分の入っている保険が住宅火災か住宅総合火災なのか知らないと思いますが、最近入った人は総合になっている人が多いはずです。その方が保険会社の売り上げアップになりますからね。
 ただ、水災で出ると言っても条件があります。床上浸水以上とか30%以上の被害があった時とかの条件が付帯されています。
 団地保険と呼ばれるマンション向けの保険では水災保障を除くかわりに保険金を安くしているというものがありますので、自分の保険証券を一度確認しましょう。
 積立型(満期金が出る)ものとか、長期割引とかいろいろありますね。
 私のお薦めは全労済の火災保険がシンプルで好きです。ま、火災保険は生命保険と違って病気になったら入れないみたいなことがないので、いつでも他の会社に入り直せるので、生命保険ほどシビアに考えなくてもいいと思います。

 注意点は、過剰に、2つも3つも入ってしまうこと。
 不要に大きく入っても、保険金は出ません。時価に対してその損害額から計算され、同じタイプの保険に2つの損保会社で入っていたら、折半して支払われます。保険料が無駄になって、これも生命保険と違うところですね。
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通常の場合、保険金が出ると言っても、その額は十分ではなくて、その保険金で元の生活に戻るわけではありません。貯蓄を取り崩すということを強いられるでしょう。

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