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2006/07/11

金融庁の行政処分つぎつぎ

 ○明治安田生命
 ○損保ジャパン
 ○三井住友海上
 
他にもあったのかも知れないが、大手どころはこんなところでしょうか、保険金の未払いや不正な勧誘など、どこも、複数の理由で金融庁からの処分を受けていますが、やっぱり告知義務違反とか契約時関係が多い。

 一番悪質だなぁと思ったのは明治
契約書である約款(例の細かい字のやつ)に書いていないにもかかわらず、自分勝手の判断で支払いしなかったという件。死差率(ある年齢で死亡する確率)に目標値を設定したとかも報道されていたような。

 損保ジャパンは件数は多いけど、未払い総額はそんなに多くなくて、まあうっかりミスなのかなぁ、と同情したいものの、大量の顧客名の印鑑があるというのはやはりまともな会社がすることではないでしょう。
 
 三井住友は告知義務違反で不払いとか、一件数十万規模の不払い。しかも数がそこそこ。これは組織ぐるみか。ただ、元々、ここは損害保険なので、生命保険の扱いに慣れていなかったという可愛そうな部分もある。でもそれは言い訳でやはり保険大手なのだからそれに見合った信用が欲しいのだけど、会社の名前で信じちゃいけないという典型的な例。
 
ーーーーーーー
だいたい保険商品は、他の消費商品と決定的に違うところがある。
普通の商品は、買ってすぐに欠陥商品だ!って分かるものが多い。
それに比べて保険商品は、いざ、保険の出番だ、給付請求するぞって時に、「なんで出ないの?」と苦情になるケースがほとんど。クレームが最後になるというのが他の商品とは違う特徴がある。しかも、それまでに支払った額は数百万という高額商品であるだけに、あとから欠陥商品だと分かって困ってしまう。

私も以前経験しました。
足の靱帯切断で手術して、入院1ヶ月。入院給付は貰えたのだけど骨折やアキレス腱の手術で貰えるという特定損傷特約が貰えなかった。保険会社が言うには「腱」は出るが、「靱帯」は出ないということらしい。加入時に都合の良いこと言っていた保険のおばちゃんは、「判断は本社の審査部で私たちは全く関与できないんです」で終わり。

 加入の問題はやはり、告知義務違反だろう。「去年医者に胃潰瘍で通ってたんだよね。」「そんなの黙ってればわからない」という意識が、加入者にもセールスマン・セールスレディにもあった時代が長い。おそらく今でも多かれ少なかれあるような気がする。
 
 あのー言っておきますが、保険会社は払わない方が得なので、もしばれたら貰えません。なんのための保険なのかってことになります。セールスマンはその時の契約が取れたらいいと思っているし、保険給付は本社の審査部門が行うので、便宜なんてありません。そんでもって、普通の人は健康保険組合を通すのでどんな医療機関に行ったかが簡単に分かります。そこで、保険会社は調べられます。保険会社の支払う額が多いほど綿密に調査。契約後すぐの保険給付請求は、マメに調べていると思った方がいいでしょう。3つ4つの病院はさかのぼります。
 
 こちらとしては、セールスマンを信じたのがいけなかった、ということになって、その責任は保険会社にあるように思うのですが、なかなか立証しないと裁判には勝てません。その意味では今回の金融庁の指導はまずまず頑張っているなぁと評価しています。

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