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2005/09/01

債券って

株式とならんで、債券という言葉があります。債券とは、簡単に言うと国や地方自治体・企業などの借用書のことです。
それは分かっていても、なかなか理解できない「債券」、とても、興味深い投資商品です。

債券にはいくつかのタイプがあるのですが、たとえば、5年後に返しますよ・毎年5%の利子を払いますよという借用書。100万貸して、毎年5万ずつ貰えて、5年後に100万を返して貰える。これが単純なパターンです。

「毎年5万ずつ貰えて、5年後に100万を返して」までは一緒でも、発行額が100万とは限りません。98万の場合もあれば102万の場合もあります。

それはさておき、この借用書が売買できるというのが債券の特徴です。

単純に5% 1年償還の発行価額も償還価格も100万円の債券(A債券としましょう)を考えましょう。1年後に償還と利払い日が同じだと105万になりますね。だからもし途中で売買するとなると、債券の価格というものは理論上は、最初は100万で徐々に105万に近づく価格になります。例えば半年後に現金が必要になった人、1年間持っていたら105万になるけど、その前に現金が欲しい、だから売りたい。こういう人と、逆に、半年後に105万になる債券が売りに出ている、いくらなら買っても得かな?って感じで売り買いの需給バランスがとれて、102.5万なんて価格がつきます。

債券の面白いのはこの先です。

他の債券で10%のものがあれば、どっち買いますか? 10%の債券をB債券としましょう。信用リスクなんかの条件が同じ場合利回りの高い方がいいですよね。 で、上のA債券発行後半年後に、こういう10%のB債券が出てくれば、、、、こちらの債券に乗り換えようという人が増える。102.5万より低くて、102万でもいいからA債券を現金にして、B債券を買う人が出てきます。価格が5千円さがったわけですね。

 つまり、世の中の金利が上がると、債券価格は下がるのです。

逆の例を考えます。もしこれが1年債ではなく10年債だったら、5%の10年債があったとしたら。100万で毎年10年間5万円=50万貰える。もし、今の定期預金のように10年間ずっと低金利だとわかっていたら、130万で買っても20万得だなあ、と考える人が出てきます。だから低い金利の時は、それよりも利回りの良い100万円の債券の価格はどんどん上昇します。

金利が低いと債券価格は上がります。

10年先の金利なんて、なかなか推測が難しく、予測の面があるので、債券の価格もその時そのときの情勢や景気で変動し、価格が変化するわけです。

株をやると、変動率が大きく、じりじり上がったり、じりじり下がる債券は、おもしろみがないとか、取っつきにくいとか言われる金融商品なのですが、景気の変動は必ずあるものです。景気下降時には株は全体的に下がってしまうので、その中で上昇する銘柄を探すのはなかなか難しいです。
そこで、債券を買おうという人がでてくるので、おおきな景気のうねりを見る長期投資では、債券投資は株式投資と同じくらい重要なのです。

ここ数年、日本株が好調に上昇しているので、国内債券は全体的には低調です。でも逆に私はここ数年もう少しすれば、しばらく、債券の買い時が来ているのではと思っています。

特に日本株はアメリカ株の影響をかなり受けますので、アメリカ債券なんてのも魅力的ではないでしょうか。ただ外国債券だと、円相場の影響を受けます。これが相乗効果をもたらす場合と、相殺効果になる場合がありますのでご注意ください。(アメリカの長期債は今4%、日本10年債は2%、これに、円高が年間2%以上進むと元本割れ。  さてどう推測しましょうか)

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